AC890はコンパクトで、モジュラーシステム可変速ACドライブです。開ループと閉ループ、単一、マルチモータのAC誘導、またはサーボモータアプリケーションの速度と位置を制御するように設計されています。幅広いフィードバックオプションに対応しているAC890可変速ドライブは、あらゆるACモータや事実上すべての速度/位置フィードバックオプションと互換性があります。この柔軟性により、高性能を求めてお客様がお使いの既存のACモータを交換する必要がなくなり、時間とコストを節約できます。AC890ドライブは、380～460/500V 3相 0.55〜1200kWと、220V〜240V 3相 0.55〜7.5kWがご利用可能です。

特徴：
AC890可変速ドライブは、4つの異なる動作モードに設定できます。
・開ループ（ボルト/周波数）制御
このモードは、基本的な単一またはマルチモータの速度制御に最適
・センサレスベクトル制御
その超高性能センサレス、ベクトル、アルゴリズムにより、AC890は速度測定トランスデューサを必要とせず、高トルクと近接速度の両方をご提供可能
・閉ループベクトル制御
エンコーダフィードバックの「技術ボックス」を追加するだけで、AC890+で完全な閉ループ磁束ベクトル性能を達成できます。
これにより、100％の連続フル負荷停止トルクと高度にダイナミックな速度ループが得られ、最も条件の厳しい用途に最適です。
・4四分円アクティブ・フロントエンド電源モジュール
この構成では、エネルギーは正弦波電流と力率１で主電源にフィードバックされます。非常に低い電流高調波含有量を実現します(THD < 5%)。

利点:
　•超高速制御ループ -
- トルクループ：62.5μs/ -速度ループ：62.5μs/ -位置ループ：62.5μs
・最も条件の厳しい用途に対応：
高速150Mhzマイクロプロセッサで動作する最先端の制御アルゴリズムを利用して、AC890ドライブは非常に高帯域幅の制御ループを実現できます。これにより、最も条件の厳しい工業用途にドライブを使用することができます。切断長さ、ロータリーシヤー、変形およびスリットを含みます。

・フィールドバス設定値と制御ループ間の最小遅延：
既存の自動化システムに統合できるように設計されたAC890は、ドライブの高速制御ループに直接リンクされた高性能ポートを備えています。フィールドバスを介して送信されるデジタル設定値と制御ループとの間には最小遅延が存在します。

・アナログソリューションの置き換え：
お使いの既存のアナログ設定値ベースのソリューションは、帯域幅の損失を最小限に抑えたデジタルフィールドバスベースのソリューションに置き換えることができます。

・柔軟性のあるフィードバック:
AC890は、システム設計者がフィードバック技術を柔軟性をもって選択することを可能にします。
- インクリメンタルエンコーダ/ - EnDat 2.1 (SinCos)エンコーダ/ - リゾルバ

・投資保護のためのオープンスタンダード：
AC890はお客様の自動化ネットワークにシームレスに統合するよう計画し設計されています。PLCまたはフィールドバスネットワークに接続するには、幅広い通信テクノロジボックスから選択するだけで実行できます。

・お客様のニーズに対応する2つの品質レベルのオプション：
- 改良型性能
位置ループ、動作制御ファンクションブロック、増分移動、絶対移動、ホームに移動、ライン・ドライブ・マスターランプとセクション制御、ワインダーブロック（速度ワインダー、電流ワインダー）、フル機能のPID、マシン状態などが含まれる動作制御

・高性能
全ての高度な機能に加えてあらかじめ設計された用途特定のLINK VM機能ブロックのライブラリ：
シャフトレス印刷、切断長、改良型巻線、改良型トラバースなど

AC可変周波数ドライブ、kW定格 - AC890シリーズ