デュアルクロス・オーバー式リリーフバルブは、クロス・ポート式リリーフとも呼ばれますが、複動式油圧アクチュエータの圧力保護を行います。これらのバルブは一般に、モーター、複軸シリンダーおよびロータリーアクチュエータなど面積が同じアクチュエータで使用されます。アクチュエータの両ラインをリリーフバルブで保護することにより、圧力スパイクや各作動方向におけるデッドヘッド状態で発生する可能性のある損傷を防止することができます。
Parker製XR101とA04J2は共通のキャビティのクロスポートリリーフバルブで、1つのカートリッジバルブでアクチュエータの両方向の圧力保護を行います。これらは、標準ボディまたはカスタムマニホールドに組み込んでインライン取付けが可能です。1つのカートリッジに2つのリリーフ機能を組み合わせることで、コンポーネント数を減らし、省スペース、コスト削減を行います。

Parker製のクロスポートリリーフバルブXRDHシリーズは、2つの面積差リリーフバルブを1つのボディに組込んだバルブです。2つのカートリッジを使用することによって、低圧力損失・低圧力上昇で、大流量を流すことができます。標準カタログオプションはインライン配管またはモーターへの直接取付の両方です。XRDH103モーター取付けオプションは、リリーフバルブをモーターポートに直接取りつけることにより、インラインクロスポートリリーフと比べ、圧力クリップの応答時間を低減し、配管も削減します。XRDH103は、Parker TB、TE低速高トルク(LSHT) モーターに使用する様に設計されています。その他のモーター取付けオプションは、ご要望に応じてご用意いたします。

ご質問並びにより大流量・高圧が必要なクロスポートリリーフのアプリケーションについては、弊社までお問い合わせください。

• 省スペース設計
• 漏れの少ないポペット式構造
• バルブサイズに比べて大流量
• 流量の変化による圧力変動が極めて小さい
• 耐久性を最大化するための熱処理により硬化させた可動部品
• 調整機能付・いたずら防止機能付バージョン供給可
• 全ての外面部品は亜鉛メッキ

回路アプリケーションには、クロスポートリリーフ、スイングリリーフ、ポートリリーフ、システムリリーフ、圧力リミット、スパイクリリーフ、モーターブレーキ、圧力リミッター、ステアリングおよびローリミットを含みます。

直動クロス・オーバー式リリーフバルブ